せっかく購入した電子ピアノが大嫌いになってる方へ7つのアドバイス
この記事はピアノを学ぶために練習用に購入した電子ピアノなのにピアノ教室や知人宅のアコースティックピアノと比較してご自分の電子ピアノがとてつもなくしょぼく貧相に感じてしまい練習する気にならない方、それどころかピアノ自体を辞めたくなっている方などに向けてタコな私なりの経験を踏まえたアドバイスです。
当初は今ほど電子ピアノが嫌いではなかったのに
電子ピアノを見るだけでうんざりする、そのお気持ち私も経験ありますので非常に良くわかります。頭ではわりきって活用していかねば思っていてもいざ重い腰をあげて電子ピアノのスイッチをオンにして鍵盤に触れたとたんに反射的に電子ピアノの音とタッチにげんなりしてしまうんですよね。
私の場合は電子ピアノのぺこぺこといった感じで響く電子ピアノ特有の打鍵音がとてつもなく気になってしまい当時は本当に辛かったです。
いっそアコーステックピアノを購入すべきなのか
私も電子ピアノイヤイヤ期は真剣に中古のアップライトピアノ見に行ったりレンタルを真剣に考えて実際に見積もりをとるという今思えば随分と早まった行動をしたなあと苦笑いです。
そもそもアップライトピアノなどを弾ける環境に自分がいたら最初からアップライトピアノを購入したはずですよね。騒音やサイレント機能追加費用、定期的な調律代もろもろ考えて電子ピアノにしたのでした。
本当に早まった事しなくてよかったと心底思います。
じゃあグランドピアノなどの生ピアノならピアノ継続できるのですか
私の場合この問いは完全にノーですね。あの当時もしも24時間問題なくグランドピアノで練習できる環境を与えられたとしてもピアノは続かなかったと思います。
皆さんの答はどうでしょう。例えば子供の頃からピアノに打ち込んできてかなりの演奏技術と音楽経験をもった方ならほぼ答はイエスでしょう。
でも私のように大人からピアノを始めた方なら今のままなら仮にグランドピアノを与えられたとしても長期的にはピアノを継続している確率は低いと思います。
電子ピアノが嫌いな理由は今の自分のピアノ演奏レベルに納得できていないから
私が電子ピアノが無性に嫌いだった時期を思い返すとピアノを始めてちょうど限界というか壁というべきかの不安が見えてきた時期だったですね私の場合は。
とにかく楽譜が読めない、ピアノ教室にいくのが本当に憂鬱、いくら練習しても所詮自分にはピアノは無理な人間ではないのかという不安etc.。
それでも教室に行く前に先生から指示された練習メニューはこなさないといけない。ああ面倒くさい!
こんな時期もありましたが現在の私は愛機である一見すると子供のおもちゃみたいな(実際は大人も利用できる立派な楽器です)ミニ32鍵盤カシオのSA-46をほぼ毎日嬉々として弾いています。
今じゃアコーステックピアノへの渇望はありません。(タダでもらえるな大歓迎ですが(笑))
じゃあ具体的にどうすればいいのか
細かい事は下記にも書きますが一言でいって自分が到達したいピアノのレベルに近づいている実感を感じられたら電子ピアノでも割りきって有効に活用できるようになると思います。
私の場合は一度ピアノ教室を退会しました。その後できる時にネットや教本などでコツコツとコード理論を学んでいき(独学でしたのでだいぶ時間と苦労がありましたが)スケジュールなどに問題ない場合だけなど決して無理しない範囲で電子ピアノに触れていくスタイルにかえました。
私はコードを覚えてまずは下手なりでもいいから大好きな曲を弾き語りで歌えるようになりたかったんですね。コード弾きなのでかなり音数をけずったりすればある程度弾き語りできるようになりました。
このように少しずつでしたが確実にピアノで「できること」が増えていく事が実感できるようになるといつのまにかもうピアノだろうがミニ鍵盤だろうがまったく気にならなくなりました(笑)。
またコードと耳コピを教えてくれたジャズピアノの先生がまったく演奏するピアノにこだわって無い姿もおおいに影響されました。よほどのクラッシック系ピアニストの方などを除けば素晴らしいピアニストはどんなピアノや鍵盤でも演奏披露していますよね。
なんか逆にグランドピアノじゃなければ自分の演奏は披露できない的な姿勢がひどくダサい気がしてきたんです。
電子ピアノイヤイヤ期を乗り切るための具体策
- 電子ピアノの音色切り替えや録音機能などを電子ピアノならではの機能を活用してみる
- 片手で良いので楽譜無しに耳コピで好きな曲を演奏してみる
- チューニングが必要なウクレレやエレキギターなど他の弦楽器を演奏してみる
- クラッシック畑の人はあえてコードの勉強を始める
- 心許せる家族や友人の為に演奏を披露する
- コードを弾ける人は誰かの歌伴をしてみる
- ピアノ教室などの練習メニューの量と質に問題がないか先生と相談する
最後に
とにかくご自身の音楽スキルが向上していくにつれて電子ピアノが嫌いな気持ちは少しずつ薄れていきますよ。
せっかく始めたピアノなどの音楽ライフですしすこし休憩してもいいので臨機応変に楽しんでいきたいですね。
「魔法はいまここに在る!」いまここで練習していつの日かできるようにお互いがんばりましょう!
ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。