アウフタクト(弱起)小節を1小節分としてカウントするのかどうかについて
楽譜初心者の鬼門?「アウフタクト(弱起)」関連良質記事リンク紹介
2022年1月30日追記:オハラ ヒロユキ様よりコメントをいただき記事修正を行いましたのでコメントを参照ください
当サイトではアウフタクトに関するものが読まれている傾向があるようです。
私自身の経験でもこのアウフタクトについては音楽学び始めたころは全く概念が理解できず苦労した覚えがあります。
最近はある程度理解してきたのですがその理解を深める為に役立った記事(主にヤフー知恵袋回答記事)を集めたリンク集的な事を書いてみます。
楽譜初心者の方へ多少でも参考になれば幸いです。
そもそも「アウフタクト」とはなんぞや?
アウフタクト(弱起)とは
アウフタクトのサンプルとしてハッピーバースデートゥーユーの楽譜と音源が下記のWikipediaにありますのでアウフタクトの意味は理解できると思います。
またあまり知られてないかもしれませんがドイツ語のアウフタクトという用語は英語では「アップビート(upbeat)」と呼称します。
弱起(じゃっき)とは、西洋音楽用語のひとつで、楽曲が第1拍以外から開始すること。また、楽曲の途中にあっても、あるフレーズが、小節の最初からではなく、その前の小節の途中から開始すること。また、その部分。
弱起のことをアウフタクト(独:Auftakt)とも言い、むしろその方が日本では一般的であるが、ドイツ語のAuftaktの語には、次のような意味もある。
弱拍のこと。
詩学で、強勢のない音節のこと。
概要[編集]
西洋音楽にあっては、拍は、強拍のあとにひとつまたは複数の弱拍が…………….
アウフタクト小節を1小節としてカウントするのかどうか
アウフタクト小節でも1拍目に休符の記載がある小節(完全小節)は小節数としてカウントします。
ただ1拍目2拍目などに休符記載がなく途中の拍から始まる小節(不完全小節)はカウントしません。
ややこしいのはこれが当てはまるのは冒頭の小節だけであり最後の小節が不完全小節の場合は小節数としてカウントします。
詳しくは下記引用元を参照ください。
弱起の場合、最初の小節は既定の拍数に満たない状態ですが、これを不完全小節と言います。この冒頭の不完全小節は小節数に加えません。ただし、休符で埋められ完全小節となっている場合は、小節数に加えます。
また、弱起の場合は最後の小節を弱起の拍だけ短く記す場合があります。この場合も不完全小節となりますが、小節数には加えます。
アウフタクトなどの音楽用語や理論についてはヤフー知恵袋に役立つ情報が多数あり私も大変にお世話になりました。
誰もが疑問に感じるであろうアウフタクト小節の扱いについてのヤフー知恵袋の回答リンクを明記しておきます。
曲冒頭のアウフタクトは、「不完全小節」といって、小節として数えません。アウフタクトの次の小節が、1小節目になります。
ただし、アウフタクトの前に休符が書かれてあって、拍子分の長さがあるのであれば、小節として数えることができます。
理論的には上記のとおりですが音楽的な解釈として下記Yahoo!知恵袋のアンサーがあるようですので合わせて参考ください。
アウフタクトがある場合、原則、曲の最後に辻褄合わせのように拍の足らない小節があります。それとあわせて1小節になる、のではなかったかと思います。
最後の辻褄合わせの小節を忘れてるっぽい曲も……………
最後に
最初に出現した小節がアウフタクトかどうかは関係なく完全小節か不完全小節かどうかで見れば判断がつきそうです。
私自身もまだまだ拙い音楽知識のタコですので本記事で余計わからなくなる方もおられるかもしれませんが上記に掲載したヤフー知恵袋でアウフタクトで検索すれば他にも回答があると思いますので参照をオススメ致します。
音楽は1拍目から音がなるケース以外に2拍目、3拍目、4拍目、4拍裏から始まるなど多くのケースがあります。
かえって混乱してしまうかもしれませんがアウフタクトについて以前に書いた拙記事も宜しければご参考ください。
1拍目(強拍)を聴きとるためにアウフタクト(弱起)始まりのメロディーサンプル4動画をアップしました(夏のクラクションイントロは3拍目から始まる)
また、本記事に誤りや不適切な点ありましたらどうがご指摘くだされば幸いです。(コメントでもツイッターでもお願い致します)
↓本記事を読まれる方ならきっとお役に立つ本物の良書です
「魔法はいまここに在る!」いまここで練習していつの日かできるようにお互いがんばりましょう!
ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。
「アウフタクト小節」と「不完全小節」を混同しておられるようです。
アウフタクトは「一拍目以外の拍から音楽(もしくはフレーズ)が開始されること」です。アウフタクト小節とは「一拍目が(休符という形でさえ)ない小節」です。
対して「不完全小節」とは「全ての拍がない小節」です。
従って、楽曲最後の4拍目を欠いた小節は「不完全小節」ですが、これをアウフタクトなどとは言いません。
また、小節数のカウントは「一拍目の数」をカウントします。休符であっても一拍目が記譜されている小節はカウントします。
つまり、楽曲最後の小節に4拍目がないものは、最初のアウフタクトで始まっている不完全小節をカウントしているのではありません。アウフタクト小節と最後の不完全小節を合わせて一小節と考えるのは音楽上の話でカウントの話ではありません。
オハラ ヒロユキ様
貴重なご指摘ありがとうございます。
早急に記事修正します。大変恐縮ですが修正後も誤りがありましたらぜひご指摘お願いいたします。