坂本九さん名曲リズム譜から学ぶ耳コピ採譜術「強拍」感覚と曲が何拍目から始まるかを判別する為の技術「上を向いて歩こう」編

拙い知識と未熟者ですが誰でも口ずさめる名曲の冒頭4小節リズム譜を用いて説明します

日本人なら殆どの方は坂本九さんの歌は口ずさめるのではないでしょうか。

でも耳コピに興味ある方や楽器演奏や合唱などを行っている方は除いて「上も向いて歩こう」が何拍子の曲で歌いだしが何拍目から開始されるか意識している方は少ないと思います。

私も耳コピや採譜の勉強を始める前は全く意識も理解もしていませんでした。

強拍
拍子の中でアクセントの置かれている拍をいう。普通、各拍子の第1拍で、4拍子の第3拍、6拍子の第4拍などがこれに次ぐが、シンコペーションによって移動することもある。

強拍とは – 音楽用語 Weblio辞書より

このような私でも最近簡単な曲なら耳コピ採譜がタコな未熟者なりにできるようになった最も大きな要因は曲が「何拍子」で「強拍」を理解した事が大きいです

そこでタコな未熟者なりに誰でも口ずさめる坂本九さんの名曲の冒頭4小節リズム譜を課題として「強拍」と曲が何拍目から始まるのかを判別する方法を説明したいと思います。

拙い説明と知識なのでわかりにくい間違い等あるかもしれません。

もしも明らかにおかしい誤りや誤認等ありましたらどうがご指摘くだされば幸いです。

あるメロディー(曲)で一番最初にくる強拍を判別できれば何拍目から始まるのかを逆算できる

基本的には何拍子の曲でも1拍目は強拍がきます。この事を利用して歌いだし冒頭の1と2小節中に一番最初に出現する強拍の位置がわかればその曲の歌いだしが何拍目から始まるかを逆算する事で判別できます

例えば歌いだしから「強拍」ならもちろん1拍目から始まる曲と判別できます。(この場合は楽ですね)

これ以外に最初に登場する強拍が1拍以外のケースなら1拍目から曲(メロディー)が始まらない「弱起(アウフタクト)」の曲であり強拍が登場する位置から逆算して2小節1拍目を判別できる事になります。

そして仮に「上を向いて歩こう」が1拍目から始まると仮定してみると「上を向いて歩こう」は4回目の拍で強拍が出現しますから4拍子の曲なので4拍目に強拍がくる事は通常はありえない。(上を向いての”むぅ”の拍が強拍ですね)

このことから逆算して下記リズム譜のように1小節目の1拍目に休符を挿入して2小節目1拍目に強拍がくるのが正しいリズム採譜になと判断できます。

拙い知識と説明が未熟なので余計にわからなくなったかもしれませんが下記にリズム譜と音源動画を掲載しますのでご参考ください。

上記リズム再生動画(MP4形式)

「上を向いて歩こう」を1拍目から開始したらどうなるのか

上記のような正しいリズムで「上を向いて歩こう」を歌えば特に違和感を感じないと思いますが試しに歌いだしの拍を2拍目からではなく1拍目からにしたらどうなるでしょうか。

やはり明らかに歌いずらくなってしまいます。

上記画像のように強拍が4拍目にきてとても歌いずらい状態になってしまいます。

人間の構造としてリズムを刻む場合に1拍目にアクセント(強拍)がくる事が自然なので強拍の位置がずれると違和感が生じます。

この違和感が生じるか生じないかを利用して曲(メロディー)が何拍目から始まるかをトライアンドエラー方式で試していけば1拍目以外で始まる曲(メロディー)を判別しやすくなると思います

本記事でかえってわからなくなったり混乱させてしまったらどうかお許しください。

私は↓でリズムの基本を学びました。お勧めの良書です。

「魔法はいまここに在る!」いまここで練習していつの日かできるようにお互いがんばりましょう!

ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。

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