「変拍子」と「可変拍子(転拍子)」の混同に注意しましょう
「変拍子」とは
変拍子とは混合拍子or特殊拍子(ポリリズム)の事です。
混合拍子
2つ以上の単純拍子が組み合わされているものを混合拍子と言います。
例えば2拍子と3拍子が組み合わされて5拍子、3拍子と4拍子が組み合わされて7拍子が生じます。
「洗足オンライン」より引用
詳しくは下記「洗足オンラインスクール」サイトを確認ください。
https://www.senzoku-online.jp/theory/classic/04/measure_beat-03.html
(よくある誤解)途中で曲の拍子が変化する事を変拍子とは言いません
以下のような曲中で拍子数が変化する事を変拍子と表する方もいるかもしれませんがこのような曲は「可変拍子(転拍子)」が正しい定義です。
1小節目2拍裏から始まりで3小節目に2拍子に変化して次の4小節目にまた3拍子に戻るという拍子が取りづらい。
上記楽譜例のように小節ごとに拍子が変化することを表す用語は何なのだろうかと疑問に思って調べてみました。
結論は「変拍子」がそのことを意味する用語みたいです。(英語:Irregular time,Odd meter)
ややこしいことにこの「変拍子」という用語の意味は複数あるので注意が必要ですね。(人によって解釈が違うケースがあるようですが変拍子の意味は一つです)
うまい具合にポイントがニコニコ大百科にまとめてありましたので以下に引用させてもらいます。
変拍子の意味は、下記のいずれかに該当する。
1.混合拍子(5拍子、7拍子、8拍子、11拍子、13拍子、15拍子、17拍子、19拍子、21拍子など)
2.純粋な奇数拍子(純5拍子など)
3.曲の中で頻繁に拍子が変わること
拍子には色々な種類があり少し頭が混乱してしまうかもしれませんが大きく分けて3つの種類にわけられます。
- 単純拍子⇒2拍子、3拍子、4拍子
- 複合拍子⇒6拍子、9拍子、12拍子
- 混合拍子⇒5拍子、7拍子、8拍子
楽典の本やネットでたくさんの有益な情報がありますのでご存じない方は一度調べてみることをオススメします。
拍子(ひょうし)は、一般には、拍や拍の連なりのこと。西洋音楽では強拍に連なるいくつかの拍の集まりの繰り返しを言う。日本では「三三七拍子」という言葉でわかるように、この言葉は、西洋音楽の定義の「拍子」とは異なる使われ方をする。アラブ古典音楽のイーカーア(イーカー)やインド古典音楽のターラ(サンスクリット読み)を「何々拍子」と表現することがあるが、これも西洋音楽の定義の「拍子」とは異なる。
音楽用語はよく同じ用語で複数の意味を表したり使う人によって解釈が違うケースが多い印象があります。
下記Youtube動画は「変拍子」について楽譜や実例を交えて詳細かつ8分間でわかりやすく解説しており素晴らしいです!変拍子の取り方についても学べるので視聴しないと損すると思います。
本記事に間違いや意味不明な箇所がありましたらお手数ですがご教授いただければ幸いです。
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ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。
記事の説明は「可変拍子」や「転拍子」のことではないですか?
変拍子は5/4など特殊な拍子のことです。
1. 変拍子とは ポピュラー音楽のリズムは、たいていが「4」か「3」を基本にしています。 サンバに代表される「2/2拍子」もまあ4拍子と似たものですし、「6/8」も3と4の複合拍子でした。 一般的な音楽で使われるこういった拍子以外の拍子を、「変拍子」と呼びます。
匿名様
ご指摘頂き誠にありがとうございました。
早速内容を追記修正しました。
おかしな点ありましたらご指導くだされば幸いです。