あれほど知的で分別あるNMB48の須藤凜々花(すとうりりか)さんをあそこまで駆り立てる情念とはある意味で恐ろしい
まず最初に情念(じょうねん)の意味なんですが以下のような意味になります。
情念
深く心に刻みこまれ、理性では抑えることのできない悲・喜・愛・憎・欲などの強い感情。
大辞林 第三版
私が今回の彼女の爆弾結婚宣言スピーチの画像を見てまず感じたのはこれまで彼女から発せられていた澄み切った目の輝きが失われていた事です。
私はHKT48がメインの金落とさないタコなファンですが須藤さんはドラフト選考時から注目していて、とても頭がよく腰が低くて他者の視点で物事を見る能力に秀でた指原莉乃さんみたいなスーパーアイドルになるのではと期待してたもんです。
だから今回の場所や他のメンバーの迷惑を鑑みないで、かつ大変申し訳ないの一言もなく結婚しますスピーチを続ける様はとても異様に映りました。
それに結婚の報告なのに私も含めて場の空気もちっとも祝福したい空気が無かったですもの。
このあたりの自分の発言や周囲のリアクションや空気感を予測する能力が非常に高い彼女なので須藤さん自身も予想はしていたでしょう。
だからこそもう少し別なやり方は無かったのかなと個人的には思いました。
他者の視点で物事を見れる客観的な須藤さんらしくない行動でしたしなにかやむを得ない状況があるのではと思い下記のようなツイートを打ちました。
りりぽんの爆弾結婚宣言については反射的に憤りの感情が沸くと思いますが全ての概要が分かるまではあまり早まって非難すべきでないかと私は思います。多様性こそ48グループの良いところだと思うのでこれを機会に良い方向に議論が進む可能性も捨てきれないと思います。
— タコこへい(HKT48好き初老一般自営業者) (@tako_kohei) June 17, 2017
本日以下リンクに掲載された須藤さんと記者さんとの一問一答ニュース記事を確認した後改めて感じた事を書いてみたいと思います。
こんな泡沫ブログ記事など誰も読まないかもしれませんが(笑)
須藤さんが会見で話したポイントは以下に明記。ソースはヤフーニュース日刊スポーツ記事⇒須藤「初めて会ったときから好きだな」一問一答全文
- 時期は未定だが結婚を予定している
- 時期は未定だがNMB48を卒業する
- 今年に入って相手からNMBを卒業してから結婚しようとプロポーズを受けた
- 出会いのきっかけは2016年の年末に母の友人で知り合った
- 爆弾結婚宣言後の相手の反応はこれまでと変わらず共に素敵な人生を歩んでいこうとの事
- 開票イベントで結婚を宣言する事は事前に相手に伝えていた
- 総選挙だから目立ちたいからあの場で発表したのではない
- 相手のプロフィールについては一般人なので詳しくは言えない
- 卒業後のタレント活動は夢をもって始めたので諦めていない
- 哲学者を引き続き目指します
- 今後大学進学を考えている
- アイドル人生に悔いはないがNMB48とファンとの絆に関しては心残りがある
- 発表当日の宿舎でNMBメンバーには事情を説明した
- 発表翌日の撮影の際にコンタクトできた先輩メンバーへ謝罪を行った
- 山本彩さんに責任を取りたいとの相談をした
- プロポーズを受けた受けないに関わらず総選挙辞退という選択肢はなかった
- プロポーズは男性側からされた
- 指輪はもらってない
- 妊娠はしていない
- 恋愛禁止で我慢できるの恋愛ではないと思う
- 自分の勝手で今まで築き上げた総選挙の舞台に水を差してしまった事を申し訳なく思っている
- どんな批判も覚悟の上でも言いたかった
- 総選挙期間中はとても苦しかった
- ……..
上記の須藤さん自身の口から語られた事実を改めて認識したうえで私が思う事は以下のポイントです。
情念とは全ての人間に起こりうる感情、だから個人批判はやめて建設的な意見を考えていきたい
今須藤さんを非難している方自身もいつこの「情念」に取りつかれて突拍子もない事をしでかすかもしれません。
そして今後も今回のような問題が発生する可能性が多々あります。
ならば将来起きうる可能性を想定して対応を検討した方が完全に理にかなっていると思いませんか。
晴れの総選挙スピーチで結婚宣言を行ったのはやはり間違っていた
上記会見での須藤さんの発言で知りえた情報の範囲では他のメンバーやファンに迷惑をかけてまで絶対に総選挙スピーチの場で結婚宣言しなければならない理由は希薄。
個人の我がままという印象をどうしても持ってしまう。
結婚を誓った相手男性が面前に出てこない事は男性の安全面を鑑みてやむをえない
仮にも結婚を誓った女性が世間から非難されている最中に将来妻になる女性のそばにいて守ってやれないとは何事かと当初私も思いました。
ですが最近の物騒な状況で顔が知られて変質者などや狂信者等のあぶない人達から被害を受けないとも限りません。
何よりも大事な人命を危険に晒さない為で矢面に立っていない相手男性を責める権利はだれも所持していない。
強制的に須藤さんの発言を妨げる行為を行っていたら今回の騒動の比ではないダメージを引き起こしただろう(運営サイド責められない)
運営サイドから強制的に須藤さんのスピーチ内容を変更させる事や彼女を参加させない事もやろうと思えばできたはず。
でももしこんな事をしたらそれこそ言論統制だ、奴隷契約だとの誹(そし)りが一斉に沸き上がったでしょう。
高橋朱里さんの批判スピーチは謝罪の必要性は無いが彼女自身の成長の為にも彼女自身を守る為にも将来必ず役に立つはず
高橋朱里(たかはしじゅり)さんが恐らく須藤さんと松村香織(まつむらかおり)さんのスピーチに対して涙を流しながら批判したスピーチはまさにその通りで理論的には全く正しい。
ただ人間である以上は上記に書いた通り高橋さん自身もいつなんどき「情念」に取りつかれてロジックや倫理観の枠組みを飛び出して適切でない行為を起こしてしまう可能性はゼロではありません。
正義感が強くて他人を思いやる気持ちの強い彼女でとても気持ちが豊かなメンバーの高橋朱里さんですが今回の件で如何(いか)に人間の「情念」が人を変化させるかわかってより人間性についての理解や共感が増したと思います。
がんばって次期総監督!
今回の件を前向きに生かすため「18歳以上メンバーの恋愛は任意とする」など明確な基準を明示すべきだ
48グループのファンもアイドルなど全く興味ない方々も一番憤りを感じるのは秋元康氏を筆頭に明確な基準を提示してない点ではないでしょうか。
「恋愛禁止」を謳(うた)いながらも人気メンバーのスキャンダルには目をつぶって他のメンバーの場合だけ処罰が下される等。
私の提案としてはまだ幼い18歳未満メンバーの恋愛感情での交際を禁止。(交際するという実際の行動を禁止であり好きになるだけの気持ちまでは問題なし)
また18歳以上のメンバーでも自身は恋愛禁止してアイドル活動にすべてを捧げていますと表明してそれを武器にすれば良いし恋愛交際しているメンバーは基準をクリアーしてるなら自己責任で他者に迷惑かけないのなら堂々とアイドル活動を継続していけば良い。
運営サイドから干渉を一切受けない守秘義務を順守するメンバーがなんでも相談できる女性精神科医をチームごとに常駐させるべき
毎回総選挙の度に思いことなのですが48グループのまだ年若いメンバーのメンタル面のケアーはしっかりと行われているだろうかという事です。
当たり前すぎてついつい忘れがちな事ですがメンバーのほとんどはまだ人生経験の浅い年少者でありただでさえ過酷な競争を日々戦っています。
それこそいい歳した分別ある屈強な男性でも左遷やちょっとした仕事の失敗などでメンタルが傷つき最悪の場合自死を選択してしまうという悲しい事件も最近では珍しくありません。
今では普通の会社なら産業医さんが巡回や常駐して気軽に健康相談していますよね。私も経験ありますがこれメンタル面にとても効果的なんですよ。
実際メンバーは握手会の数字やポジションなどセールスマン顔負けの叱咤激励(しったげきれい)を受けて日々ストレスに晒されているでしょうしメンタル専門の女性医師に話を聴いてもらうことで心身が安定してさらに良いパフォーマンスを生み出すでしょう。
某グループ内のマネージャーでメンバーを「おいブス!」などと呼んでいるマネージャがいたそうです。
私がメンバーの父親ならそのマネージャ殴りますよ。
仲良しクラブじゃないプロのアイドルなんだという気持ちも理解できますが大方のメンバーは多感な未成年女子だという事をくれぐれも留意してもらい親から大切な娘を預かっているのだとの気持ちをもってメンバーをケアーして欲しいと切に思います。
最後に
とにかく須藤さんの幸せを願いたい。
それと将来ある全ての48グループ所属メンバー達の益々の活躍と幸運を。
ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。