選抜落ちHKT48メンバーさんに紹介したい良質記事「決定力不足は脳内で起きている」イタリアナンバー1メンタルコーチが明かす「メンタル改革」の成功例記事を読んで(後編)

前回記事は下記をご参照ください。それと今回の記事も絶対にHKT48のメンバーさんに読んでもらえるはずないと分かっていますよ(笑)

それを分かっての妄想記事あと少し書きたいと思います。

選抜落ちHKT48メンバーさんに紹介したい良質記事「決定力不足は脳内で起きている」イタリアナンバー1メンタルコーチが明かす「メンタル改革」の成功例記事を読んで(前編)

前編の最後で途中となった事を再度明記します。

上記引用冒頭のサッカー選手が直面する困難はアイドルに例えるなら

  • 大事な時に良いパフォーマンスができない
  • 選抜に選ばれない・選抜から落ちた

などに例えられるでしょうか。社会人ならプレゼンやセールスの成果が上がらない、希望する仕事やポジションに付けないですかね。

これらの問題解決にロベルト氏は選手に三つの事を求めます。

  1. 計測可能なポジティブな目標の設定
  2. 目標を達成したい理由となる強いモチベーション
  3. 目標を達成する為自らを捧げる覚悟
困難に直面するアイドルへメンタルコーチがまず行う事とは

ロベルト氏のインタビュー記事を読むと問題を抱えた選手に対してのコーチングで一番最初に行う事は上記3項目について選手に質問を行っています。

今回アイドルさんに当てはめてみると以下のような回答になるでしょう。

計測可能なポジティブな目標の例

まずは選抜メンバーに選考される事とか総選挙ならランクインするとか握手会部数の増加などでしょうか。このような目標を設定する事です。

目標を達成したい理由となる強いモチベーションの例

例えばどうして選抜メンバーになる事が目標ならどうしても選抜に入らなければならない強い理由はありますか?

この理由を最低でも自分の中で説明できないレベルであれば強いモチベーションを感じているとは言えないと思います。

目標を達成する為自らを捧げる覚悟の例

総選挙順位などは確かにアイドルさん自身の力だけではどうしようもない事ではありますが運営やファンを動かす前にアイドルさん自身がその目標達成へ努力しているかが問われる事になります。

主体はあくまでもアイドルさん自身にあります。

ロベルト氏が実際に選手に行った質問例

具体的にはどのような質問をするのでしょう?

「ゴール前でボールがやって来た時に、自分の中ではどんなことを考えているのか、どんなことを自問自答しているのかということですね。するとかなりの確率でこんな答えが返ってきます。『バーの上に蹴っちゃいけない』『ミスをしちゃいけない』。そこで使われている言葉は常にネガティブなニュアンスを持っています。ゴールを決めるイメージを自分の中に作り出さない。むしろ外すイメージを積極的に作り出す。ここまでずっとゴールを決めていないだけに、決まらないことの方にむしろ説得力を感じてしまうのです。

アイドルさんに例えれば公演などのパフォーマンス中にどうな事を考えているのか?という質問に当てはまります。

サビ前のあのダンス間違えちゃいそう、MCで滑りそう、先輩へのツッコミの言葉誤解されそう等々。

あるストライカーが私に語ってくれたのは『俺はこのボールをトラップし損なうだろう』という言葉でした。実際その選手は見事にトラップをミスしてシュートできなかった。また最近、別のストライカーはこんなことを言っていました。『俺は途中交代で入るとゴールを決められない。スタメンじゃないと得点できないんだ』。

プロのサッカー選手のような高いレベルでの競争でも自ら失敗のネガティブな言葉(イメージ)と実際に起きた結果の良しあしが言葉(イメージ)と強く関係があるようです。

上記の選手に対してロベルト氏の説明は明快です。

もしそう考えていたならば、たとえ彼にシュートチャンスがやって来たとしても、ゴールを決めることはできません。それを想定してすらいないからです

説明されれば当たり前ですが自分が想定してない結果(ゴール)を高いレベルでのプロの試合の最中にいざチャンスが巡ってきたときに決めることは可能でしょうか?

まず無理なことは直感的に理解できるはずです。

なぜなら体の動きは頭で考えたイメージ通りに動こうとする性質があるからです。

そしてロベルト氏が選手に対して行ったメンタルトレーニングとは

最初のポイントは言葉です。

ネガティブな言葉ではなく、よし、これでゴールが決められる、というポジティブな言葉を自分に語りかけることが必要なのです。

言霊(ことだま)という思想が深く根付いている我々日本人なら理解できる事と思いますが使う言葉を「ポジティブ(前向き)」にする訓練が必要なようです。

次のポイントは、イメージを頭の中に作り出す技術です。

インタビューでロベルト氏はストライカー(選手)がボールが来た時に浮かぶ映像をこれまでのような「失敗する、外す」イメージから「ゴールを決める」イメージに書き換えるよう指導しています。

脳の中では、視覚から入ってきた映像と自分が想像で作り出した映像の区別はありません。イメージはイメージでしかないのです。ですから、ボールが来た時頭の中にシュートを決めるイメージを作り出すことができれば、現実はそれに従って後からついてきます

恐らくロベルト氏の指導の中で一番重要な点が上記の言ではないでしょうか。

アイドルさんに例えるなら常に成功するイメージを失敗するイメージに上書きしていく事が求められる事になるでしょうか。

その後に現実がついてくると。勿論なんでもかんでも好きなイメージを浮かべる事ができれば現実も同様に思い通りになると主張しているのではありません。

あくまでも前述の3個の質問に当てはまる目標についての話です。

計測可能なポジティブな目標の設定をしているか?
目標を達成したい理由となる強いモチベーションはあるか?
目標を達成する為自らを捧げる覚悟はあるか?

上記の3つの質問すべてにイエス!と答えるイメージなら実際に現実が後からついてくる可能性は高いとロベルト氏は主張しているのではないでしょうか。

運営に推されていないからうまくいかない?

アイドル界も推され干されの大問題がたくさんありますがプロサッカー界でもアイドル界に負けず劣らず(というかアイドル界より理不尽で厳しいかも)選手は翻弄されます。

監督交代やレギュラー選手の怪我や移籍などで一瞬で選手のポジションは変化します。

もう1つの典型例である試合に出られなくなった選手のケースを教えてください。

「最初のポイントは、試合に出るか出ないかを決めるのは、選手本人ではなく監督だということです。つまり選手本人の意思によって決められることではない。そしてその監督が絶対というわけでもない。監督が代われば選手の置かれた状況もまったく変わります。選手はしばしば、『ミステルに外された』と言いますが、そういう解釈をする心的構造は目標の達成には繋がりません

イタリア語でミステルは監督を指すサッカー用語です念のため(笑)英語のMr.のイタリア語読みです。

日本だと長嶋茂雄元巨人軍監督を尊敬を込めてミスターと呼ぶのと一緒ですね。

私は48グループの組織など把握しているわけではありませんが比較的人材の部署変更や異動が活発にありますよね。

48グループで大組閣実施やスタッフがよく流動するのは恐らく運営自身も気づかずに行っている推されメンが固定しがちな問題を抑止する為に行っているのではないでしょうか。

重要なのは、監督が自分を選ぶかどうかといった、自分でコントロールできないことへのこだわりを捨てて、意識を自分自身の成長、設定した目標に近づくという積み重ねにフォーカスすることです

アイドルさんなら選抜に選ばれるかや次期推されメンバーになれるかなど自分がコントロールできない事に意識を向けるのではなく自分がコントロールできてより成長を感じる事が出来る事に自身を向けなさいという事でしょうか。

まとめ的なこと

これで書いてきた事以外にfootballista上のロベルト氏インタビューには実際にロベルト氏のメンタルコーチングで夢物語のような復活や大躍進を遂げた実在の選手の例を話しています。

とても勇気を貰える記事ですので是非https://www.footballista.jp/interview/35685を読んでみてください。

  • ネガティブイメージ(言葉)をポジティブイメージ(言葉)に意識的に置き換える
  • 計測可能なポジティブな目標を設定する
  • 目標を達成したい理由となる強いモチベーションを持つ
  • 目標を達成する為自らを捧げる覚悟を持つ
  • 自分がコントロール出来ない事でなく自分の成長が実感できる事を努力する

金落とさないタコなHKTファンの自分ですが結構昔からメンバーのぐぐたすなどを読んで感じることは上記5個のポイントの内最初の事以外はしっかりとできているメンバーが多いように思えます。

つまりHKT48メンバーの目標達成を妨げている要因で一番大きいのは最初の「ネガティブイメージ(言葉)をポジティブイメージ(言葉)に意識的に置き換える」事が充分ではないからだと思います

人間の性質上どうしてもネガティブイメージが浮かぶのは仕方がない事ですがそのネガティブイメージを浮かべることで目標に近づいているのでしょうか。

そしてお金もかからず簡単にすぐ試せて実行できる「ネガティブイメージ(言葉)をポジティブイメージ(言葉)に意識的に置き換える」をたった今からすぐに試してみてはいかがでしょうか。

私も偉そうに何様のつもり的な本拙記事を書いた以上責任をもって上記5点のポイントを実践していきたいと思います。

最後にロベルト氏のメンタルコーチングの礎となったNLPについての書籍を紹介させていただきます。

「魔法はいまここに在る!」いまここで練習していつの日かできるようにお互いがんばりましょう!

ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。

コメントを残す

コメントは管理者承認後に表示されますがどうかお気軽にコメントくだされば幸いです

下記名前は空欄可能です(任意入力)

CAPTCHA