ずいぶん前から単なるオブジェと化してた安ウクレレが突如愛すべき相棒となった理由
そもそもピアノ弾けるようになりたかっただけの人がなんでウクレレ買ったんだ?
それはクラッシック系楽譜を用いたピアノ演奏のあまりの難しさに絶望的な気持ちになった事と電子ピアノの音とタッチがもう心底嫌気がさしてたからだと思います。もう電子ピアノも購入していたし結構教室にも通っていたし自分としては結構ピアノにお金かけてたのですっぱり楽器練習を止めるという選択肢はありませんでした。そんな中で楽器店でまあまあ安い金額の教本やチューナーの笛みたいなやつがセットになった俗にいう初心者向けセットを衝動買いしてしまったんです。
ウクレレ買って3日ほどはこれはウクレレ最高じゃないかとの気持ちでしたが……
当時の自分はコード(和音)の存在については知っていましたが実際にコードを演奏する方法やコード構成音について全く無知でした。当時のピアノ先生も基本クラッシックの方だったので頼りにはなりませんでした。そんな中で付属の教本にはなんか基本の3コード覚えれば弾けます的な文章が(笑)。早速演奏開始だとの意気込みでしたがまずチューニングが出来ない(涙)。付属してきた笛はあれどこんな子供のおもちゃみたいな笛でどうやるのだと笛を放り投げたくなりました。
ですのでもうチューニングがあってるかどうかは気にせずとにかくコードを覚えて鳴らそうと無理やり取り組んでみました。おぼつかない左手ながらコードをなんとか鳴らしてみて驚きました!なんて良い音なんだろうと。これは自分の電子ピアノの音とは比べ物にならない良い音色でした。当時の自分はピアノ演奏は全然でしたがいっちょまえに生ピアノの音と鍵盤を弾いた際の手に伝わるなんともいえない感触の良さだけは理解できました。安物ウクレレでも生の音と振動している弦から指に伝わってくる感触がなんとも心地よかったんです。短音で最初に弾いたきらきら星(超簡単バージョン)の音にそれはご満悦でした。
やはりウクレレでもダメでした…..
チューニングがあってないままでコードを覚えて楽に弾き語りできるぞとほくそ笑んでいましたが当然こんな状態でうまく上達できるはずもなく購入から4日後ぐらいにはもうウクレレを手に取らなくなりました。ピアノもコードについておおまかな初歩の理論は少し理解できましたがコードの種類の多さに圧倒されコードの構成音を覚えて実際にピアノで演奏する事は当時の自分にはとてもじゃないが人間技に思えませんでした。
結局楽器演奏上達に近道はないんですねえ。私は教則本やネット上で必死にピアノとコード関連の情報を手当たりしだい調べまくってたので理論的に頭では理解してたのですがいかんせん手は頭ほど動かないんです。結局ピアノ教室も退会しました。もうしばらく楽器は良いかなと思ったので。
結局ウクレレ再開するようになった訳はなんなんだよ?
もう本当にどうでも良い理由で申し訳ないのですが以下3点の要因で再開するようになったと思います。
- クリップ式電子チューナーを購入したから
- 弦の交換を自分できるようになったから
- 簡単な伴奏でピアノ弾き語りができるようになってモチベーションがアップしたから
クリップ式電子チューナーは最高!
最初の笛方式のチューニングの印象でウクレレのチューニングってほんと微妙で難しいとずっと思いこんでいたのですがふとアマゾンをあさっていたら電子チューナーが千円ちょっとで売っていたんです。なんかクリップで挟むだけで(笛を吹かないで(笑))チューニングができるならダメ元で値段も安いし試してみる気持ちになったんです。
ものが届いてもう何年ぶりかでウクレレをケースから出しましたよ。つけてみてそれはもう感動しましたよ、だってクリップでネックにはさんで弦を弾いてみれば何弦の音かも自動で判別してくれるなんて!これ発明してくれた人に本当にありがとうと言いたいです(笑)。
チューニングが合っているかどうか全く分からなかったウクレレ購入当時と比べてチューナーではっきりあっている事がわかるだけでウクレレ演奏への意欲がだいぶアップしました。カラフルな表示も未来的で気に入りました。
↓が私が購入したクリップ式チューナーです。ギター、ウクレレ、バイオリン3対応です。二桁ある液晶表示の一桁部分は弦番号を表示して二桁目はCDEFGAB等の音を表示します。4Gと表示されたなら4弦のGですね。二桁目のアルファベットのGが数字の6に見間違える事はしっておいた方が良さそうです。私は最初46って表示がまったく理解できませんでした(笑)。またほっておくと自動で電源は落ちます。
ウクレレ弦交換ができると愛着が劇的にあがるもんですねえ(笑)
クリップチューナーで嬉々としてチューニングをしていたら4弦が切れてしまったです。幸いなことに購入時に変え弦も同時に買っていたのでかなり嫌々でしたがしかたなくインターネットを調べながら挑戦してみたんです。それが実際やってみたら思いのほか簡単で少し拍子抜けしました。弦交換の方法を調べる際にウクレレの各部分の名称や弦の種類などについても学びました。ローG?なんだそりゃだったんですが調べてみるとローGにする利点などもようやく理解できました。
そうなると色々とウクレレについて愛着がわくもので自然とウクレレを手に取る回数があがりましたね。
少しの成功体験が次の挑戦モチベーションを向上させる
なんか偉そうな文章すいません(笑)。ピアノ練習の方は1年近くしなくなった時期もありましたがコードについてはネットなどで継続的に調べていました。同時に今度こそは良いピアノ教室でコードを教えてくれる先生がいればまた習ってみるかとも思い始めた時期でした。
そしたら良い先生に出会えて(この間色々あったんですが端折ってます)コードの基本について教えてもらい簡単な初歩的コードをピアノで演奏できるようになったのです。そうなると現金なもので貧弱な電子ピアノの音とタッチでも練習への意欲もあがり(なんかある種の余裕ができたのかも)たまに生の音と感触を求めてますますウクレレを弾く回数が増えたんです。
現在どうなのよ
その後は色々あって教室にはかよわず独学でピアノとウクレレを細々と継続しています。自分と似たような環境の方に多少でも参考になればうれしいです。なおこの内容については実体験なのですが思い出しながら書いている事と私の文章力がおぼつかないので今後の当サイトのブログや記事などと時系列的に整合性が取れてない可能性があります。あくまでも参考程度にお読みいただければ幸いです。
「魔法はいまここに在る!」いまここで練習していつの日かできるようにお互いがんばりましょう!