大きな古時計の歌いだしがアウフタクト(弱拍)の4拍目から始まる事をどうしたら判別できるのだろうか?
2018年2月15日追記:本記事の答えとなるべき記事を書きました。アウフタクト(弱拍)を判別したい方は是非下記記事もご参考ください。
もはや日本でもこの曲を知らない人は少ないと思いますが。ウィキペディアによると
「大きな古時計」(おおきなふるどけい、英: My Grandfather’s Clock)は、アメリカ合衆国のポピュラー・ソング。
「おじいさんの古時計」という邦題もある[1]。
作詞・作曲はヘンリ・クレイ・ワークで、1876年に発表され、当時アメリカで楽譜が100万部以上売れた。
約140年前、日本だと明治9年!にこんな良い曲が作曲されて楽譜が100万部以上売れるなんてやはり欧米のポピュラーソングは当たり前ですがすごい歴史があることにあらためて気づかされました。
そりゃあ現在もカントリーやブルース、ジャズ、ヒップホップ等々、綿々と続く革新的で世界中でヒットする音楽を続々と生み出すミュージシャンを輩出できるわけだよ(笑)
音楽経験ゼロで大人から始めたタコな私でもこの曲のメロディーは頭にしみついていて現在も耳コピの練習や左手で単音の伴奏を付ける練習などに大いに活用させてもらっています。
最近ふとネットでこの曲の楽譜を調べてみてみたらなんと、驚きました自分のかってな思い込みでずっと1拍目から演奏開始していました。どうりでなんかメトロノームと合わない気がしてたわけですよね。
ここで疑問に思うのは採譜とかちゃんとした耳コピできる上級者の方はどのような方法で1拍目以外から始まることを聴き取るだろうという事。
たしかに楽譜をみてから改めてメロディーを聴けばタコな自分でもなんとなく1拍目の音と違うなんかふわっとした上昇感があるように感じる。
市川宇一郎著の「リズムに強くなるための全ノウハウ」にはこの疑問の答えとなるかもしれないアウフタクト(アップビート)についてキーがC(ハ長調)でのコードG7に例えられる(なんとなく落ち着かない感じ9と解説しており次の小節の1拍目(ダウンビート)がコードCに該当する(着地した安定感)という説明がなんとなく体感できている気がする。あくまでも気がするだけかもしれないが(笑)
私同様このような疑問をお持ちの方は↓本についてネットや本屋さんで調べてみたらいかがでしょうか。ネット上の評価は私が購入する際に調べて限り上々でした。私も購入して本当によかったと思います。
目次
■第1章:日本人のリズム的特徴
リズム用語の問題
リズムとは何か?
西洋のリズム日本のリズム
ビートとは何か?
タイムとは何か?
タイムと間
パルスの選択
パルスからの自由
要はパルスを正確にすること■第2章:アップビート
アップビートの大いなる誤解
アップビートって何だ?
1枚の写真は物語る
救急車のサイレンはどう聴こえる?
言葉のリズムからの影響
アップビートの練習開始!
アップビートの正体■第3章:タイム
重要な2ビートと4ビート
タイム・シグネチャーのこと
ポピュラー音楽のタイム解釈
4分の4拍子とは?■第4章:リズム・トレーニング
足でビートを取りながら
本当にそれでいいんだろうか?
「ハッ」でスタートする邦楽
シンコペーションとは?
これもシンコペーション?
もっとトリッキーに
フィールとは何か?
ハーフ・タイム■第5章:リズム用語の知識と実際
タイム・シグネチャー
音符と休符の表記
3連符の仕組み
16分音符の仕組み
6連符の仕組み
8分と3連の組み合わせ
16分音符と3連符
4分3連符とポリリズム
タイ
付点音符の注意点■第6章:息の合ったアンサンブルを作るトレーニング
ウラ拍取り
リズム・チェンジ
8分と3連の同時演奏
まちがえやすいリズムの対比
高揚感とテンポの問題
バンド向けリズム・トレーニング(1)(2)
ドラマーとベーシストのためのリズム・トレーニング(1)(2)
ブレイク練習■第7章:ポピュラー・リズムQ&A
■第8章:パルスを感じながらリズムを取れるようにするためのエクササイズ
8分音符のパルスを使って
16分音符のパルスを使って
8分音符のパルスを使って-3連符編
いろいろな拍子に慣れよう
8分音符を中心としたシンコペーション
16分音符を中心としたシンコペーション
3連符のリズム練習
3連符といろいろな音符
ちょっと取りにくいリズムの練習■第9章:ポピュラー・リズム用語ミニ解説
どちらにしてもこの大きな古時計、私のような初心者に最適な課題曲だとあらためて認識できた事が大いに収穫になりました。
この曲でわたしの課題である耳コピでメロディーを演奏してハ長調の楽譜に採譜する練習を地道に続けていこうと思います。
「魔法はいまここに在る!」いまここで練習していつの日かできるようにお互いがんばりましょう!
ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。