1902年(明治35年)初出「美しき天然」採譜コード付け練習第1回
3拍子短調曲「美しき天然」採譜コード付け練習開始
愛用してる野ばら社「増訂版 日本のうた」で著作権が切れて良そうな童謡唱歌を物色していたらなかなか良さげな歌詞で練習しがいのありそうな曲を見つけました。
曲名は「美しき天然」という曲ですが調べてみて驚きました。よくチンドン屋さんとか曲芸を披露するさいのBGMのあの有名なメロディーの曲なんです。
恥ずかしながらこの年になってあの馴染みあるメロディーに歌詞があり、しかもチンドン屋さんや曲芸などに関係ない事を初めて知りました。(なんかそういう商売の方がそれ用に作曲したのだと思い込んでいました)
「美しき天然」という曲について
いつものようにWikipediaを読んでみると
美しき天然(うるわしきてんねん)は、田中穂積作曲、武島羽衣作詞の唱歌。1902年(明治35年)完成。ワルツのテンポでと楽譜に表示されている。天然の美(てんねんのび)とも呼ばれる。初出は作曲年の明治35年「唱歌教科書(巻三)」。当時の高等女学校で唄われたが、以後、昭和24年までの学校教科書から姿を消す。
だそうです。
チンドン屋さんや曲芸との関連性どころか女学校で歌われた、美しい歌詞の名曲なのですね。
作曲者の田中穂積氏のWikipediaによれば
田中 穂積(たなか ほづみ、Tanaka Hozumi, (1855年12月22日(安政2年 旧暦11月14日) – 1904年(明治37年)12月31日)は、現在の山口県岩国市出身の作曲家、海軍軍人。
代表作である『美しき天然』(1902年(明治35年))は日本初のワルツとされている。大正、昭和期にはサーカスやチンドン屋などが客の呼び込みで演奏する曲として全国に広まった。同曲は長崎県立佐世保北高等学校と長崎県立佐世保南高等学校の前身の1つである私立佐世保女学校(佐世保市立成徳高等女学校)で田中が音楽指導する際に、教材として作曲したものと伝えられている。
なので田中穂積氏が47歳ごろに作られた曲ですね。という事は氏が無くなる約2年前に作られ氏は50歳前の49歳で亡くなっていたとは。
当時はそんなに珍しいことではなかったのかもしれないですが現代の医療や発展に感謝の気持ちが沸いてきます。
では作詞者の武島羽衣(たけしまはごろも)氏のWIKIを読んでみると
武島 羽衣(たけしま はごろも、明治5年11月3日(1872年12月3日) – 昭和42年(1967年)2月3日)は日本の詩人、国文学者、作詞家。宮内省御歌所寄人。本名・武島 又次郎。
作詞者の武島羽衣氏は田中穂積氏より17歳下でなんと94歳まで長生きされたんですね。
歌詞自体を作詞した年代は調べていませんが曲として発表された1902年は武島氏は30歳ぐらいです。
今気づいたのですが武島氏が逝去されたのは1967年ですから著作権が切れたのはもしかして去年の2017年2月ですかね?
素晴らしい詩を無料で掲載したり利用できる事に作詞作曲者へ敬意と哀悼の気持ちでありがたく利用させていただきます。
お手本とする動画と私の拙い曲冒頭の耳コピ演奏披露(笑)
Youtubeには多くの「美しき天然」の動画がありますが今回は以下の動画をありがたく参考とさせていただきます。
海や山などの自然すなわち神に感謝をささげるという素晴らしい歌詞を是非味わってください。
上記素晴らしい歌と演奏の後でとても恥ずかしいのですが今回初の試みとして曲を覚える練習直後の本日の耳コピ演奏音源(冒頭部分のみです)をいかに公開します(笑)
最初は短調曲と気づかなくて全然最初の音がとれなかったのですが短調と気づいた後はなんとかなりそうな気がしてきました。
かなり酷いので笑えますよ。
次回から実際に音符にしていきます。
「魔法はいまここに在る!」いまここで練習していつの日かできるようにお互いがんばりましょう!
ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。