104年以上前の文部省唱歌「冬景色」がむちゃ都会的な旋律と歌詞な事にびっくり!採譜コード付け練習第1回
不精わたくし初めてこの「冬景色」の存在をしったのですがまずは下記のYoutube動画をとにかく聴いてみてください。
勿論現代的なアレンジが加わってるのでいくら104年以上前に作られた曲だとしても当たり前じゃないかと感じるかたもおられると思います。
明治元年から45年後の初出。そして作詞作曲ともに不詳。
『冬景色』(ふゆげしき)は、歌曲。文部省唱歌。作詞、作曲ともに不詳。4分の3拍子。
題名のとおり、日本の冬の景色を歌っている。1番は水辺の朝、2番は田園の昼、3番は里の夕方を歌っている。
1913年(大正2年)に刊行された『尋常小学唱歌 第五学年用』が初出。2007年(平成19年)に「日本の歌百選」に選ばれた。
まったくの推測ですがもしかして欧米などの海外にメロディーは源流があるのかとも勘繰りたくなりました。(ネットをさらっと調べただけなので私が知らないだけかもしれませんが)
長年謎だった「仰げば尊し」の原曲がアメリカの曲だと判明した例もありますし。(下記拙記事ご参照)
とにかくまた新たに採譜コード付け練習を行う素晴らしい楽曲に出会えたことは本当に幸せです。
次回から採譜コード付け練習張り切ってがんばりまっす!(採譜コード付した楽譜再生動画は以下参照ください)
採譜コード付した楽譜は下記記事に掲載しています。
(採譜コード付完了)104年以上前の文部省唱歌「冬景色」がむちゃ都会的な旋律と歌詞な事にびっくり!採譜コード付け練習第7回(最終回)
このような名曲に↓のハンディー楽譜本からあなたも出会えるかもしれません。個人的に超お勧めです。
「魔法はいまここに在る!」いまここで練習していつの日かできるようにお互いがんばりましょう!
ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。
たぶん島崎赤太郎と吉丸一昌の仕事でしょう。この2人がいなかったら、こういう歌はできていない。国語教科書にも「冬景色」はあるが、この歌詞とはまったく違う。教科書の文章がつまらないと吉丸は思い、作詞委員会主任として全く別の歌詞を用意したのではないか。「松原遠く」で始まる「海」は吉丸の原案と判明している。冬景色は原案者がだれかは分かっていないが、順当に考えるなら吉丸。ただし、合議を経ているので、吉丸作詞としてはならない。作曲の島崎は、ライネッケなどの影響を受けたとみられるが詳細は分かっていない。
http://blog.livedoor.jp/kiichirou_sakiyama/archives/1048690565.html
http://blog.livedoor.jp/kiichirou_sakiyama/5gakunen/huyugesiki.html
sakiyama_kiichirou様
コメントを頂き誠にありがとうございます。
早速頂きました記事を拝読いたしました。実にスリリングな知的考察いたく感銘を受けました。
なるほど文部省唱歌は明治政府による国家的プロジェクトとして推進され作詞や作曲については合議制で決定され特定の個人を作詞作曲者にすることはないのですね。
どうりで作詞作曲者不詳が多いわけだ。
また至高の名曲「故郷」や「朧月夜」など高野辰之作詞、岡野貞一作曲としてあるがこれも諸説ありなのですね。
むしろ主導的役割を果たしたのは名前を挙げられている、吉丸一昌(作詞委員会代表)と島崎赤太郎(作曲委員会代表)の可能性が高いとの事。
私も今後文部省唱歌について書く際には上記二人をはじめ文部省唱歌プロジェクトに携わった偉大な先人へ敬意と感謝の気持ちを捧げたいと思います。
お名前から推測するに上記記事を書かれたご本人様と仮定しますが文部省唱歌の謎的なノンフィクション書籍化したら名作になるような充実ぶりですね。
それとNHK等で歴史ものドキュメンタリー番組の題材に最適な歴史ミステリーだと感じました。
今後、当拙記事になにかありましたら是非ご指摘くだされば幸いです。
追記
童謡唱歌に興味ある方は必見のサイトです。
文部省唱歌の成り立ちの謎や考察などとても面白いので是非!
唱歌史に異議あり!(尋常小学唱歌『歌詞評釈』から分かる「故郷」「朧月夜」のホント)⇒http://blog.livedoor.jp/kiichirou_sakiyama/archives/1033765297.html